アグロナチュラの内緒話: 2006年5月アーカイブ

ようやく待ちに待ったアントス工房製のキャンドルが出来上がり、一部は昨日飛行機に乗って日本に飛び立ちました。利益吹っ飛ぶどころか赤字ですが、早くお客様にお披露目したい一心でして・・・

んなわけで、今日はそのキャンドルの製作風景を公開~

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蜜蝋は昨年収穫されたものです。収穫後さっくり一旦溶かして板状にして保存しておくようです。
蜜蝋は見たかんじよりもスゲー重いんですよ。同じ蝋でも石油系に比べると分子が細かいと聞きました。
煤も立ちにくいですしね。

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板状の蜜蝋を釜の中で溶かします。何度もフィルターを通して不純物などを取り除きます。原料には蜂の頭とか足とか一杯入ってますんで、いくら本物の証拠でも、流石にびっくりしかねませんからちゃんと綺麗にします。各種の花のエッセンスもここで加えます。

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流し込みの作業です。シルビアの手が少々震え気味・・・、そりゃ神経使いますよね。先ず瓶の中に6割くらいの量を一旦流し込んで、蜜蝋専用の芯(パラフィンの蝋燭に使用するタイプとは違うんですよ)を真ん中に差し込みます。芯には瓶底に収まるような分銅が根元に付いています。この後1日かけてゆっくりと固形化するのを待ちます。

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しっかり固まったら、残りの分量をさらに流し込みます。
なぜこんな2度手間の無駄なことをするかと言うと、一度に流し込んでしまうと、固形になる過程での微妙な収縮でひび割れ(クラック)が発生してしまうのを防ぐためです。製品そのものに支障が出るわけではないのですが、綺麗に仕上げるための手間が施されているんです。本当に蜜蝋は扱いにくいです。それでも僅かなクラックは完全には防げない可能性もあります。もし、ひび割れが見えても品質や使用上には問題は全くありません。

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更に一日かけてゆっくりと凝固させた後、余り部分の芯を一本づつはさみでカットします。
ちなみに、作業場はANTOS工房の地下室です。温度変化が少なく、ゆっくり固めさせるには好条件の場所なんです。人間には今ひとつのようですけど・・・

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完全に固まったことを確認し、ひび割れなどのチェックも施して、蓋を閉めて、箱詰めしてゆきます。

なんて面倒な作業なんでしょう。パラフィンで作る蝋燭なんか、パカパカ作れちゃうんですけどね。
しかも、ここANTOSは化粧品工房ですから、もともと蝋燭のための生産補助装置は全く持っておらず、全てこうして手作業なんですね。モルターラ家の家族の皆様本当にお疲れ様でした。

私たちのANTOS蜜蝋キャンドルは、たぶん世界で初めてではないかと思われる、有機栽培原料化粧品の認証(ECO-CERT)が取得できてます。肌に付ける訳ではないので無駄だと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、まっとうな材料で作ると中身は同じになるんですよね。これって、何気に凄いことではないでしょうか?

一つづつ大事に作られたANTOS蜜蝋キャンドルです。きっと購入していただけるお客様も、大事に大事に最後の一滴まで綺麗に火を灯していただけると思います。

*蓋はPE素材です。くれぐれも蓋で火を消すようなことはしないでくださいね。
*燃焼時間は全ての蜜蝋を燃やしきった時間で表示しています。
*底やふちに蜜蝋が残っても溶かして再凝固して使えます。
*僅かに残っても木製家具なんかの艶出し(WAX)としても使えます。←安全な上に、効き目最高!

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