ピエモンテのハーブ農家になる日(パパ): 2006年4月アーカイブ

雲の切れ間から

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ここ数日は散発的に雨が降ったりする天気が続いています。

夕方(と言っても、夏時間に入ってますので7時でも明るいですけど)、作業の合間にふと、雲の合間から台形のランプシェードのように陽が差す光景を見ました。

夏は炎天下で死ぬほど暑く、冬は正に凍えんばかりの大地での農作業は、四季それぞれをこれでもかと感じて過ごす暮らしでもあります。

時折見せる変わった天空の光景も、昔のように空調の効いた事務所の窓からではなく、何も遮るものがない畑のど真ん中で、そよそよと風に吹かれながら見るのとでは、随分と印象が違います。

私達人間は天と地の僅かな境で生きているのだな~と、当たり前のことをシミジミ感じたりします。

ハーブ生育状況

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ハーブの生育状況レポートです。
写真上段はメリッサ、中段はサルビア・オッフィチナーレ、下段は見えにくい(というか殆ど見えない、すみません・・・)ですがローズマリーノです。
これらは昨日の朝撮影したものですが、共に順調に育っています。

メリッサは昨年苗付けしました、これから4~5年は収穫できます。蒸留抽出は来週5月開け直ぐに始まる予定です。

サルビアは同様に昨年苗付けし、これから6~7年は毎年収穫が期待できます。
収穫・加工は5月末頃でしょうか。

ローズマリーの今年苗付けしたばかり(苗上直後)ですので収穫は来年からですが、15年は商業栽培に耐えられます。通常8月終わりぐらいに収穫して加工が施されます。

来月からは、順次精油や乾燥などのための作業が始まりだし、組合本社加工工場はこれらのハーブの香りに包まれます。楽しみな季節がやってきましたよ。

旬の晩御飯

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正確には5月頃が旬なんでしょうが、今日スーパーに買い物に行ったら私の大好きなズッキーニの花が出回り始めていました。即買いです♪

本日購入したもの(写真上)は、たぶん地場のものではなくて、南の地域で取れたものの筈です。
この花の中に、モッツアレッラチーズとアンチョビを適当に切ったものを詰めて、小麦粉と卵を溶いた衣でフリッターにして戴きます。

素人の料理ですので、見栄えは悪いですが、外はカリカリ、中はチーズがトローり。
塩気はアンチョビだけで、軽くレモンを絞って口の中に放り込めば・・・「あー、うんまい!」
この時期だけの、楽しみな食材でッス!。他にもリソットとか、いろいろ食べ方はあるようです。

これにフィノッキ(日本名ーういきょう?)という、香りも味も個性のある野菜をカットしたものに、オリーブオイルと塩・コショウを入れた容器にちょいと付けてサラダ代わりにパリパリいただきました。
精の付く野菜だそうで、ホ◯セク◯ャルな人達を指す隠語でもあったりします(トレビアの泉)

EUROFLORA~花の見本市~

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GENOVAで花の見本市が開催されているという情報を、日本在住のYさんから教えてもらって(普段の勉強不足がここにも出てしまいました・・・)慌てて本日出かけてきました。Yさんありがとう!

日曜+連休なども重なって、会場外から人人人・・・。
しかもかなりの効率でお年を召した方々が観光バス何ぞで大挙して押しかけたようで、館内は凄まじい混雑で隙間もないとはこのことか。ここって見本市?たぶんイタリア版の花博か?
出遅れて午後にやってきたので、閉館時間を確認したら、朝から真夜中の0時までやってます!?

ビジネスなどという前提は恐らく微塵もなく、即売会場での各種植木や花を買い求めて、それらをこれでもかと両手両脇に抱えた人たちで活気づいていまして、私達もこのただならぬ雰囲気に惑わされたのか、会場を去る時には3つの袋が手に下がっておりました・・・。

ちなみにお目当てのDAMASCENA種の薔薇は全くお目にかかれず、BONSAI(盆栽)のブースがやたら人で賑わっていた事に妙に感心した見本市(やっぱり花博?←しつこい)でした。

トラクター修行

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当地はここ連日の好天でして、朝は寒いんですが、日中は20度以上の温度になりました。

ピエールのトラクターに便乗して、アクイテルメ郊外にあるラベンダー畑での作業です。
ここのラベンダーは10年たった、いわば人間で言うと働き盛り?の年齢の株でして、苗植え2-3年の土地の露出面の多い若い株に比べれば、手間はやや少なめです。

それでもやはり雑草の手入れは必要ですし、トラクターで株と株の間の雑草は取れても、株の中に生えてしまっている雑草は結局手でとるしかありません。

この畑、写真では分かりづらいですが、かなりの傾斜地で15度はあろうかと思います。
歩いて上下するのは登山並みの感覚!そこをトラクターで上がったり下がったりしますが、ジェットコースター並みの迫力です(マジ怖い!)

どういう作業をするのかを見るのが目的ですので、トラクターのキャビンに一緒に入るものの、先ず席が一つしかないので、腕と足で支えて中腰状態でいることと、当然サスペンションなどなく、これでもかというくらい車体が揺れる(暴れる?)上に、件の傾斜です。

30分もせずに、全身はがくがく、腕も足も筋肉が突っ張ってしまい、キャビン内のエアコンもあるのに汗びっしょりです。萎えました・・・。

どなたか当地へお尋ね下さる方がいらっしゃいましたら、トラクター搭乗体験にもご招待します。
ご遠慮なくお申し込みください。(特に絶叫マシーン系好きな方)

そうそう、写真のラベンダーは株がまだ低いですけど、この1~1ヶ月半くらいで、ものすごい成長をします。6月中ごろには伸びた枝の先の花(蕾)が一杯になって、表面からは列の間の土は見えなくなります。深い青色の絨毯に変身!綺麗ですよー。

冬越えられず

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この時期、畑仕事はむせ返るくらいに周り全ての新緑の香りに包まれて行われます。
植物の命の息吹をこれでもかと感じながらの作業です。

ハーブなんて、何もしなくてもボウボウ生えていそうですが、実は冬を越せずに畑単位で枯れてしまうものも沢山あるんですよ。

上の写真はピエールの畑で昨年苗植えしたローズマリーですが、残念ながらこの冬を越すことができませんでした。しかも殆どの組合員の昨年の苗付け分が同時期にやられてしまいました。
奥に少し残っているのは、僅かでも生き残った苗を植え替えを施したものですが、一割に達しません。

下の写真はクラリセージですが、同じく殆ど枯れてしまったものの、涙ぐましくも小さな芽を懸命に出しているものもあったりします。

原因は、この冬の低温の時期が長く続いたことと、降雪や降雨の微妙な加減もあったでしょう。
とは言え、氷点下の温度になるのは恒例のことですし、近くの川さへも凍ってしまうのが当たり前の土地ですから、別段今冬が異常だったわけでなく、ちょっとした気候の違いでも、この様にデリケートに反応してしまいます。

耕運機で枯れてしまった畑を掘り返して、新たな苗を施す必要がありますが、申し訳なさそうに、愛しそうに、ほんの僅かに残った新芽を触っていたピエールの姿はちょっと切ないものがありました。

植物も、私達人間を含む動物も、同じ生命なんだと改めて考えさせられた一日です。

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先月、さくらシリーズの特注アロマウォーターやレメディーの限定品企画をしていただいたFRAMeWORKさまから、またまた特別限定品の登場です。フードコーディネーターの長尾智子さまと一緒に企画をされたトラベルキットだそうです。本日から店頭にお目見えです。

ビオリーブスのボディシャンプー、シャンプー&リンスのセットなどと、写真のかわいいポシェット(布製巾着)に入っているのは、組合ご自慢のラベンダーとメリッサの2種のハーブを粉砕混合してフィルターに詰めたもの。

枕元に置いて香りを嗅ぎながら眠りにつけば、爆睡間違いなし?。
日中の気分転換にも、また普段はタンスなどに忍ばせれば虫除けにもなるというマルチなポプリです。

上質のハーブのポプリがどれだけ香しく、また効き目があるものなのか、これを機会に是非お試しくださいね。但し、さくらシリーズの時も、あれよというまに完売してしまったそうで、今回はもっと準備数が少ないのが余計な心配です(すみません、全て手作りでして・・・)。

ピエモンテの桜咲いた

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ANTOS叔父さんの裏庭にある桜の林に今年も花が咲きました。
この写真、実際には10日ほど前に現地を訪れたお嬢さんがたの撮影されたもので、日本に戻って送っていただいたものです。

今はもう散り始めていますが、今年の開花時期には比較的天気には恵まれていたようで、ACQUI周辺でも真っ白な(日本のソメイヨシノと比べてとにかく花が白い)満開の花をあちこちで見かけます。

薔薇栽培の約束

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今後、アグロナチュラの製品には薔薇の精油や芳香蒸留水が多く使われることになっています。

今までは製品への使用量が少なかったこともあって、イタリア国内ヴェネト州にある組合仲間などから、必要な分だけを分けて貰って使用していましたが、東京本社からの強烈なリクエストによる将来的な需要量の拡大予測や、少量であっても使用原料は自らの畑で栽培したいという農家魂?もあって、今年から自分達でも栽培を開始することを決めました。

私自身も最初の自分の畑はラベンダーと決めていましたが、ピエールのラベンダー畑が思ったよりも栽培面積を増やすことが出来たので、当面の需要には応答できそうですし、そこで、ここは思い切って薔薇(DAMASCENA種)を栽培することにしようと、本日ピエールと話をした上での結論です。

薔薇のエッセンシャルオイルは、現在我々が使っているものでもオーガニック(ICEA認証)認定ではあるものの、DEMETERのものではありません。

実際、薔薇の栽培ではバイオダイナミクス農法を施している例は殆ど聞いたことがありません。
我々の栽培候補地には既にDEMETER認証を取得している、寿命の終わったラベンダー畑などの土地を利用するはずです。土質や気候が適していることも条件です。

苗木は世界最大の薔薇精油の生産地、ブルガリアから取り寄せを行う予定です。そして、DEMETER認証取得前提で自ら栽培し、自らの蒸留釜で精油と芳香蒸留水を作るのです。

私は所詮素人ですし、私の畑はせいぜい千平方メーター単位(それでも広大!)から始めたいと考えています。

1kgの精油には4500~5000kgの薔薇の花弁が必要と言われていますが、仮に1千平方メーターからスタートして、近い将来私の畑が、どのくらいの量の薔薇の精油の原料を生産できるのか?ちょっと気が遠くなりそうです。それなりの量を確保するには、ピエールが始めるものだけでなく、他の組合員にも今後強く働きかけなければなりませんね。

これからいろいろ資料や文献ももっと入手して、本格的な薔薇栽培の勉強もしてゆかなければなりません。ピエモンテに近いフランス国内の薔薇栽培園にも勉強のために訪ねる予定になっています。
周りの組合員は「薔薇の栽培は大変だよ~」と呆れた様子ですけども・・・

薔薇(DAMASCENA種)の栽培に詳しい方がいらっしゃったら、どなたかアドバイスをお願いできませんか?ピエールにばっかり頼るのも芸がないですし。

パスクア

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イタリアは現在パスクア(イースター)のために、子供達の学校は休暇の真最中です。
この時期、5800万人弱のイタリア総人口の内、約1500万人がお出かけをするというイタリア人版ゴールデンウィークでして、国外からの観光客も含めて、観光地はどこもかしこも人で一杯。

このお休みを利用して、次男が前からずっと行きたがっていた、RAVENNAというヴェニスの南方向アドリア海側に近い街の、MIRABILANDIAという大きな遊園地に泊りがけででかけました。

全国的に休みとなる13日の木曜から翌週月曜日の17日までを避けて、遊園地の至近にある提携ホテル宿泊付きの入場券を早めの12日からWEBでGET!かなりのお得なセットでお財布も満足です。

まだ肌寒いものの天気にも恵まれ、また流石に休み前の平日ですので人出も少なく、人気のアトラクションもスイスイ(というかガラガラ)乗れまして、2日間子供達は大喜びでした。

いつまでも、親と一緒に遊園地に行きたがってくれればよいのですが、後何年こんな幸せな時期を送ることができるのでしょうか?そんなことを大観覧車の中で考えていると、親だけちょっと切なかったりもしました。

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ただいま日本から3人のお姫様方が当地を私的に訪問されています。
ご本人達の強い希望で、組合本社やBIOLEAVES、ANTOS工房にも訪ねることになりました。

ANTOS叔父さんと奥方ともども、一人息子のジャンルカ君のお嫁さんには日本人が良いと言っておりましたが、イタリア人お得意のおべんちゃらかと思いきやそうでもなくて、3人の日本人の若い娘さん達の訪問に、なにやらニコニコです。写真の鼻の先を伸ばした顔が証明です。

それとも本人が一番楽しかったのかな?結構軽い下ネタ言ってましたが、娘さん達はイタリア語分からなくてやれやれです。

車で工房を出発してもなお、見えなくなるまで見送っていました。
まったくもう、普段はそんなことないんですけどね。

NEIVE

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当地はすっかり春ですよ、春!

ポカポカ陽気に誘われて、日曜日に我町アクイテルメから西方向25kmほどにあるNEIVEという山の上の小さな町を訪れました。

近隣にはこのように未だ訪ねていない、こじんまりはしていますが宝石のような町(村?)が一杯あります。

地元の人にとっては何の変哲もない光景のようですが、我々には羨ましいほど素敵な住居に見えます。アプリコットの木が玄関前に1本あって、花が満開に咲いていました。

町の中にあった、地元のワイン醸造所の直売店の前で、そこのご主人が、「味見していきな、買わなくたっていいんだよ~」と呼び込みしてまして、ちょっとのつもりが3種類ものワインとチーズやサラミのおつまみをご馳走になっては、手ぶらで帰れないのが日本人?
結局4本もワイン買っちゃいました・・・でも美味しくて安かったので、これはこれでOKでしょう。

ところで・・・ここにも日本人は居ました!女性のコックさん2名と、男性の方が1人。付近のレストランで働いていると教えてくれました。
ピエモンテって、沢山日本人コックさんが地元の有力店で働いているんです。それも皆評判がすこぶる良いようで、同胞として鼻が高いですね。頑張れ日本の若者達!

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