イタリアのある日のお昼ごはんの時のことです。
ランチを頂くことになったある民宿のマンマが、お料理の途中でおもむろにキッチンからお庭へ・・
しばらくすると、お庭に咲いていたバジルを手に戻ってきました。
摘み取ったばかりのバジルをそのままフレッシュなトマトと和えて、
そこに茹でたてのスパゲティを絡ませれば自家製パスタの出来上がり。
爽やかな香りのバジルがアクセントになった、
夏にぴったりの美味しいパスタをご馳走してくれました。
つけあわせのポテトもそら豆もすべて自家製とのこと。
あまりの美味しさについつい食べ過ぎてしまいます。
実はこのバジル。食用としてだけではなくて、エキスはコスメの原料にも使われています。
バジルといえば食べ物のイメージが強いかもしれませんが、
イタリアでは昔から民間治療薬としても使われてきました。日
本には医食同源ということわざがありますが、その言葉がまさにぴったりです。
ほかにもカモミール、ラベンダー、ローズマリー、タイム、セージなど
味覚にも身体にもおいしいハーブを挙げれば枚挙に暇がありません。
アントスのジュリオおじさんいわく、例えば今でもカモミールは赤みを抑えるのに使われていて、
肌に赤みがでた時にはカモミールを水に漬けた液にガーゼを浸して肌に当てておくそうです。
近代医療や病院がなかった時代、植物と治すことは密接に関わっていて、
「食」と同じように「治」も代々受け継がれる知恵だったようです。

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