ビオリーブス社は、イタリア、ピエモンテ州のなかでも
かなり田舎のモランセンゴという村に位置しています。
タクシーの運転手さんでも知らないぐらいの小さなこの村は、
ブドウ畑、ハーブ畑が連なる美しい丘陵に囲まれ、
天気がいい日には思わずお昼寝をしたくなるぐらいゆっくりとした時間が流れています。
じつはピエモンテ州はスローフード発祥の地として知られています。
スローフードとは、規格化・標準化され、世界中どこでも同じモノが食べられるファーストフードに対し、
その土地その土地の風土にあった伝統的な食文化や農業を大切にしよう、
という理念をもった運動です。
たとえばピエモンテ州の名産物には、
アルプスの植物の香りと味わいをいかした赤ワインのグリニョリーノや、
ベリーのような風味の赤ワイン、バルベーラ、そして寒い冬にぴったりの、
アンチョビ、にんにく、オリーブオイルで作ったソースに野菜やパンをひたして食べる、
バーニャ・カウダなどがあります。
そしてこんな小さな村モランセンゴにも、
ピエモンテ産の食材をふんだんに使った料理と、暖かいホスピタリティで宿泊客をもてなす
最高の宿があります。
料理は全てホームメイド。
なかでも自家製ハーブはそのまま食べてもよし、
肉や魚とあわせて出してもくれ、日本ではなかなかお目にかかれない食材がいっぱいです。
サルビア(セージ)の天ぷらという、日本人からするとちょっと意外なメニューもあります。
「写真はとらないでー!」と言って照れている、宿のマンマ(お母さん)。
毎日、自慢の腕を振っておいしいご飯を用意してくれます。
今やインターネット・ショッピングも発展し、
以前は買えなかったものでも簡単に手に入る便利な社会ですが、
こののどかな雰囲気のなかで食べるおいしい料理は、
世界中ここだけでしか味わえない贅沢のような気がします。

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