皆さんが抱く化粧品工房のイメージというと、白衣や帽子をつけた作業員が製品を混ぜたり充填したり詰めたりする作業が殆どではないでしょうか?ところが、私たちの作業は驚くほどに原料栽培に割く時間が多いのが特徴です。元が農家とはいえ、働いてる従業員の若者も、何の拘りもなく農作業に従事しています。私たちにとっては普通のことですが、やっぱり少数派なんでしょうかね。

前にもご紹介した、製品に必要な水分の代わりに配合する抽出液の製造風景です。夏のような天気でも山中の天気は変わりやすく、霧も出たりして突然寒くなります。この日はローマン・カモミールを抽出していました。チェルッティ家の跡取りである、アメデオ君の腹心、ルカ君が担当です。

ビオリーブス自慢の自然の界面活性剤サポナリア草の刈り取り風景です。小さな鎌の付いた長い柄の道具で器用に作業しているのはロベルト君です。

製品に大量に使う各種果物の苗木の植え込み作業風景です。この日はリンゴの苗木を植え込んでいますが、夏のような陽気にちょっと一服。実際経験してみないと分かりませんが、畑の作業は想像以上に照り返しや輻射熱できついんですよ。
ご存知のとおり、ビオリーブスの全ての畑はデメター認証でして、このリンゴもデメター・リンゴということです。
こういう写真を見ていて、ここが化粧品を製造している場所で、それに従事している人々と、誰が想像できるでしょうか?だからどうしたということもないんですが、たま~に、他社メーカーさんの工房を見学することがあっても、似たようなケースには未だ遭遇したことがありません。
本当は、原料をただ購入するほうが楽といえば楽なんですけど、敢えて面倒できつい農業が主であり続けるのには、結局それが自分達のアイデンティティであるからに他なりません。