師走の工房

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今年も12月に入りましたね。しかし、歳のせいか年を追うごとに、時の速さを感じるようになってきた気がします。それとも農業に関わるようになったからでしょうか?
それはさておき、BIOLEAVESやANTOSの各工房も師走に入って、更に忙しい日々を送っています。

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ここBIOLEAVESでは、引き続き新しい各種製品用の香りの開発を行っていました。
目の前に現れたのは、シシリーなどが原産のレモンのお化けのようなCEDROという果物です。
これをはじめとするベルガモットやグレープフルーツやオレンジなどを使った柑橘系、針葉樹の1種でジネープラという樹木から抽出されたものなどのグリーン系、すずらんやジャスミンなどのフローラル系等、全部で10数種が試作されていました。どれもこれも自然の香りそのままで、個人的に好物のグレープフルーツなんて、シャンプーなのにゴクゴク飲めそうな気がして危ないです。

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新しい機械が入って数ヶ月、工房の生産現場では新しいスタッフも増えて活気が増しています。
もう、おばあちゃんの手まで借り出すことはないようですが、そのおばあちゃん自身はそれでも工房が心配で、やっぱり現場にほとんど入り浸りです。スタッフの休憩用のコーヒーを点てたり、何か手伝えることはないかと片時も目を離しません。本当に働き者のおばあちゃんです。でも身体が動ける間は、このほうがきっと本人には心身共々良いことのような気がします。

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跡継ぎのアメデオ君が、嬉しそうに念願の中古のFIATのトラクターを買ったと言って見せてくれました。
4気等7L、100馬力・・・云々と続く自慢話で、本当に喜色満面。これで来夏は更に材料用の果物や野菜を一杯育てるんだと目を輝かせていました。やっぱり彼も農業魂を継ぐ者なのですね。

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さて、こちらはANTOSの工房現場です。
実は、先日ANTOS製品の容器の中に小さな異物らしき混入物が見つかるということがありました。
詳細に原因を調べた結果、容器製造会社の管理不足で、最初から混入していたということが分かりましたが、そこで叔父さんは今までの流れ作業での充填工程をSTOP、先ず容器の中を1個づつエアーガンで掃除し、充填を一個一個手で行う際に、写真のようにハロゲン光源を照てて再確認するなど、2重3重の異物混入を防止するという方法に切り替えました。このお陰で生産効率は5分の一まで落ち込むことになりましたが、「何があっても製品への異物混入はさせんもんね!」という鼻息の荒さで対処しています。でも・・・寝る暇まで削ってないと良いのですが。
ちなみに、製品を充填するときの注入工程には1mm以下のフィルターが2重に装着されていて、そこでも無論異物混入は防止されています。身内のことながら、本当にお疲れ様というしかありません。

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工房の離れでは、アントス叔父さんがなにやらこそこそ新製品を開発中。
聞けば、練り香水用の新しい香りを試作中だとかで、おなじみの薔薇から、ジャスミン、スミレに始まり、バニラや驚きのカカオ(つまりチョコレート)まで試しています。
叔父さんとこのパヒューム系製品は、特注で、かのフェラーリ社やベルルスコーニ率いるイタリアの中道右派政党フォルツアイタリア向けの特別パヒュームまで収めている隠れた有名工房なんですよ。
そんな華やかな面は露とも出さず、今日ももくもくと半地下の試作室で、一人ニヤニヤしながら、お客さまから「へ~」「すご~い」「良い香り~」・・・と言ってくれるのを唯一の楽しみに作業を続けています。

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工房上の自宅では、13ヶ月になったジョルジャちゃんがお昼寝から目が覚めてちょいと不機嫌です。
思えば昨年の10月にアントス叔父さんの初孫誕生としてこのブログで案内してから、あっという間の1年です。いやはや、来年末もまた同じことを言っていたら、ボケが始まったと思って、ご遠慮なくご指摘願いますね。

それでもまだまだ、クリスマスまでの多忙な日々は続きます。
イタリアはインフルエンザが猛威を振るっています。みんながとにかく健康で暮れを迎えられるように祈るのみの毎日です。日本の皆様もご自愛のほど・・・

コメント(8)

  現在の生産さえ大変と思われる中、開発もしっかりされてらっしゃるのは頭が下がる想いです。試行錯誤を楽しみながら新しい製品が生まれる訳ですね。

 フィアットのトラクターカッコイイですね。さすがイタリア車です。

 ノンアルコールの香水、密かに期待しております。一般の香水は造りものの香りで気分が悪くなりますし、とても良い天然香水を発見してはいるのですが、とても高価で手が出ず、有料サンプルで精一杯というものです。

  きっと「痛くない」お値段で出していただけると信じております。

>セレンさま

FIATのトラクターですが、綺麗に磨かれているものの、かなりの年代物で、ちゃんと動くのかとやや心配しております。(実は写真撮影時に、彼が触ったある部品が見事に下に落ちるというFIAT?らしいエピソードもありました)、

ノンアルコールの香水ですが、現在は価格に付いても発売の時期も全くの白紙状態です。
しかし、同品質の香水が存在したとして、私たちの製品が価格的にそれらを超えるというのは考えずらいかと思います。

何せ、原料を自ら耕しているという少なからずの自負はありますので、少なくとも、一般的なあり方の価格設定を超える品質を目指しているということは申し上げられます。きっと気に入っていただけるものと考えています。自惚れは禁物ですが・・・・

いろいろな香りのもの…と聞くととても楽しみです。以前アロマキャンドルが発売されたとき、あまりにいい香りだし、蜜蝋だけというまじりっけのなさはもったいない。というわけで自分で練香をつくりましたが、とうとう練香も製品として登場でうれしい展開です。
ところでですが、アロマキャンドルのことです。(キャンドルとして使っている場合です)
火をともしているうちにだんだん炎が小さくなってきました。とてもとても小さな火になって、その上ガラスの容器の周りをグルっと1周黒いラベルが張ってあるので火がついているのかどうかわからないくらいになってしまいます。そんなときの対処法はありますか? あとガラスをとおしてキャンドルの光が透けてみえるのはきれいなので、ラベルの大きさをもう少し短く(1周すべて覆ってしまわないように)するのはいかがかとおもうのですが…。
アロマキャンドルはすべてそろえていて、その時によってつけるものを変えて楽しんでいます。

>Summerさま

いつもご愛用いただきありがとうございます。

キャンドルシーズンの到来?ですね。
私たちのキャンドルは、ご承知のとおり石油系のパラフィンは無論、蜜蝋と謳いながら、他製品にありがちな植物系オイル原料を混ぜたりしていない100%蜜蝋原料のために、蜜蝋専用の芯(火を灯す部分)を使っても、自然の燃焼力の限界で、どうしても炎が小さくなってしまいます。(でも、消えそうで消えないで、どんなに小さくなっても灯っていたりしませんか?)

当初は、いろいろな瓶を使って試しまして、瓶口が広すぎると中心だけが減り、狭すぎると空気が流入せず底に近くなると消えたりと、結局最後に落ち着いた大きさの瓶が現在の容器でした。

炎を途中で大きくする方法は、正直現在のところアイデアがありませんが、ある程度減ってきたら、市販の蝋燭の芯を、付け替えるという方法はありそうです。(ただ、蜜蝋専用の芯が売っていれば良いですが、一般的にはパラフィンに浸したタイプのものが大半なので、惜しい部分ですけれど・・・)

ラベルのアイデアについては、今後の製品改善の参考にさせていただきます。ご意見本当にありがとうございます!

グレープフルーツのシャンプー!ぜひ商品化して欲しいですね〜。
人気のある香りだから日本のメーカーでもグレープフルーツの香りの物ってたくさん出ていますけれど、やっぱり安心して使えるもの、本当に香りのいい物ってなかなか無いです。
柑橘系だと夫にも使い易いから、Agronaturaからグレープフルーツのシリーズが出たらいいのにな・・・と思っていました。
夏場に毎日グレープフルーツの香りでリフレッシュできたら、猛暑でも乗り切れてしまいそう♪

グレープフルーツ以外にも、素敵な香りが色々あったら、安心して使えてしかも選べるなんて最高にシアワセですよね〜。

商品になるまではきっとたくさんのご苦労があって、とても長い道のりかと思いますが、一消費者としてはいつも開発中のお話を聞かせて頂いては、本当に楽しみでワクワクして、実際に商品を買ってきて使う時の、あのウットリしあわせな気持ちを味わわせていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです!
インフルエンザに気をつけて、頑張って下さい。

>Canaryさま

わたくし、自宅で一杯飲むのにウォッカをグレープフルーツジュース(安いやつです)で割ったものを、チューハイ代わり?によく戴くんですが、市販の大きなPETボトル入りのこのグレープフルーツジュースより、今回試作したBIOLEAVESのグレープフルーツシャンプーのほうが遥かに(というか、まったくこちらの方が)自然の香りで、本物のグレープフルーツの香りそのものです。(私が飲んでるグレープフルーツジュースって結局原料なんなんでしょうか?)
新しい香りの製品が沢山の種類で市販されることを、個人的にも望んでいます。

お陰さまで、いろいろな新製品を出すたびにお客様からの嬉しい便りが沢山寄せられます。
こうなってくると、私も皆も益々張り切ってしまうわけで、もっと喜んでもらえないか、もっとお褒めの言葉をいただけないか、と、~もおだてれば木に登る・・・という具合に更に頑張ってしまうわけですね。

農業に関わって以来知った大事なことの一つに、人から喜ばれることの幸せさです。典型的な3K仕事の有機農業を続ける人々の理由の一つに、このご褒美があることも事実です。

インフルエンザには今冬まだかかっていませんが、Canaryさまも、くれぐれもご自愛くださいますように。

こんばんは。私はこちらの製品を使うようになってから『自然の香り』に目覚めました。
若い頃から色んな香りの香水が好きで、シーン別に使い分けたりしていましたが、こちらのシャンプーを初めて使ったとき「何て自然のあるがままの香りってこんなに心地いいんだろう!」と開眼したのでした。今ではアロマテラピーが私の生活に重要な位置を占めています。   
単品の香りの製品も楽しみです。個人的にすずらん大好きです。練り香水は現在、他社製でバラのを好んで使っていますが、アントス叔父さんの開発された練り香水、楽しみに待っていますとお伝え下さい!!

最後にみなさま風邪などひかれませんようにご自愛下さいね。

>Shizukaさま

一度自然の香りというものを日常で使用し始めると、確かに人工の香りには戻れないですよね。
随分前から、自分にも、ギフトにも、購入するという機会が全くなくなっちゃいました。

それでも、私も以前は男性用の香水なんかを嗜みの一つと考えて、思えば飛び切り臭いムスク系のトワレを付けたりしてました(今思うと恥ずかしい・・・)。

私たちのシーズン時の畑もそうですが、工房現場は1年中この自然のハーブの香りでむせかえるほど一杯です。
ふと思うと、現場で働く関係者には穏やかな人間が殆どで、イライラしている仲間は皆無です、田舎ということもあるんでしょうけど、ハーブの効能もあるのでしょうか?

とは言いながら、実は男性用化粧品の開発も始めていたりして、いつかは男性向けにも、自慢の自然のハーブを調香したトワレを登場させたいと企んではいます。

アントス叔父さん自慢の練り香水も、そう遠くない日に皆様に使っていただけるように頑張ります!

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このブログ記事について

このページは、パパが2006年12月 2日 22:11に書いたブログ記事です。

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