アントス・ハンドクリームのヒ・ミ・ツ(その3)

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ハンドクリームについての専門的な話しは省略しますが、蜜蝋にハーブオイルを加えた感じの、ベタベタの軟膏タイプのハンドクリームでお客様が満足できるならハードルは極めて低かったのです。

手肌を保護し潤いをもたらす本来の目的と、伸びが良く、べたつかず、良い香りで、一定の保存期間もクリアし、当然我々の求める自然原料だけを使って作り上げるとなると、正に水と油の要素が立ちはだかります。

勿論、一時は添加の決断を迫られたステアリン酸は、単純に悪いものと言う認識はありません。
実際、高品質自然化粧品を名乗る著名な国内外メーカーの製品も多々使用されています。

私達は現代科学を否定しませんが、私達の安全への考えかたの基本は、人々が何百年何千年と使い続けて実証している、その期間の長さが何よりの最大の証しとなると考えているからです。

ドクターコスメという新しいトレンドも日本ではあるようですが、私の家内の強度のアトピーを、目先の対処療法で副腎皮質ホルモンを処方し、結果的に見るも無残なリバウンドを起させた事実は、医者を信じないのではなく、現代医学をただ盲目的に信じない、自分達なりの勉強や考えかたも必要かなと考える機会を得ることにもなりました。

「不特定多数に受け入れられる使用感か、私達なりの物作りか」、ほぼ二者択一の選択を迫られた発売日が目前の時間制約の中で、結局アントス工房当主のジュリオ氏と私が出した結論は、自分たちがやろうとしていることの原点回帰でした。

「本来の目的に対し、使わなくても済む合成物は、例え今安全と言われていても使わない」

それが結果的にはお客様の信用を得、長く賛同していただけることになる、と結論付けたのです。
                                                          つづく

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このページは、パパが2005年12月27日 04:43に書いたブログ記事です。

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